【五島リトリート ray】五島ワイナリー醸造責任者を迎え、ワインペアリングディナーを開催しました | 2026年3月8日(日)
更新日:2026 - 03 - 12
五島リトリート ray by 温故知新は、2026年3月8日(日)、五島ワイナリーとのコラボレーションによるペアリングディナーを開催しました。
当日は、五島ワイナリーより醸造責任者のヘイズ・アーロン・マーク氏が来館。
5種のワインとともに、料理長・山本祐輔による五島の旬の食材を用いた特別料理を、ペアリング形式で提供しました。
このコラボレーションは、五島という土地でつくられているワインを、どのように伝えていくか。
| 五島でワインをつくるということ、その地にある宿として
五島でワインがつくられていることを、どれだけの人が知っているでしょうか。
ワインの産地といえば、冷涼な気候の地域が思い浮かびます。
その中で、離島である五島・福江島では、ワインの生産地として広く認知されているとは言えません。
―この土地でつくられているものをどうすれば伝えられるのか。
ただ「提供する」だけではなく、その背景にある営みや土地の特性まで含めて届けるには、どのような関わり方ができるのか。
五島リトリート ray にとって、その問いがこの取り組みの出発点でした。
| 体験を通して見えてきたもの
その問いに向き合う中で、たどり着いたのは「体験」という方法でした。
五島で作られたワインをただ提供するだけではなく、実際にワイナリーを訪れ、生産のプロセスに触れる。
その体験を通じてこそ、この地でつくられている意味や背景を、より深く感じてもらえるのではないかと考えました。
そこで、まずはスタッフ自ら体験することから始めようと、五島ワイナリーでの搾汁体験に参加させていただくことしました。
ブドウを搾る工程に、スタッフ自身が関わり、現場に立つことで見えてきたのは、五島という突でワインをつくることの面白さと、その繊細さでした。

こうした時間を重ねる中で、ワイナリーとの関係性も少しずつ深まっていきました。五島リトリート ray オリジナルラベルのワインを共に届けるなど、「つくる」と「届ける」が分かれていた関係が、交わり始めていきました。
五島の地に向き合いながら、それぞれの立場で価値を届けてきた存在。
交流を続ける中で、互いに同じ思いのもとに立っていたことが見えてきました。
| 一夜のイベントに込めたプロセス

五島ワイナリー 醸造責任者ヘイズ・アーロン・マーク氏
今回のワインペアリングディナーは、こうした取り組みの延長線上で開催が決定しました。
事前にスタッフが搾汁体験を行い、ワイナリーの方々と同じ時間を過ごしたうえで、その理解を料理やサービスとしてお客様に届ける。
一夜限りのイベントではありましたが、その背景には、土地に触れ、関係を重ねてきた時間が流れていました。
単にワインと料理を組み合わせるのではなく、五島ワイナリーと五島リトリート ray、それぞれが向き合ってきた土地の背景を重ねることで、五島という場所をより立体的に感じていただける一夜となりました。
|これからの構想

今回の取り組みを通じて見えてきたのは、体験が持つ可能性でした。
お客様自身がブドウの収穫に関わり、そのブドウがワインとなり、再びこの場所で味わう。
そうした一連の体験としての展開も検討しています。
訪れるだけでなく、ワインづくりに関わる。
そして、その記憶とともに、もう一度この土地に戻ってくる。
そのような循環が生まれる可能性を感じています。
|共創という、宿のあり方
今後も五島リトリート ray は、地域の方々とともに成長していきたいと考えています。
生産の現場と、訪れる人。
そのあいだに立ち、関係をつないでいく。
それは、単なる体験ではなく、地域の営みに新しい関わり方を生み出す試みでもあります。
この土地にしかないものを、この土地の人たちとともに届けていく。
その積み重ねが、五島という場所の未来につながっていくと考えています。


































