【KEIRIN HOTEL 10】競輪をもっと身近に。地元の親子にスポーツの魅力を届けた体験イベントを開催
更新日:2025 - 11 - 23
競輪の魅力を、もっと身近な存在へ
競輪は、戦後復興期に生まれた日本発祥のスポーツであり、長い歴史の中で受け継がれてきた文化のひとつです。一方で、公営競技や賭け事といったイメージが先行し、日常的に触れる機会が限られている側面もあります。
しかし実際には、人の力だけで時速70km近くに達するスピードや、選手同士の緻密な駆け引きなど、スポーツとしての魅力を持っています。現地でその迫力を体感することで、印象が大きく変わるという声も少なくありません。
KEIRIN HOTEL 10では現場スタッフを中心に、競輪場に隣接する立地を活かし、この魅力をより多くの人に届ける方法を模索していました。地域の方々をはじめ、多くの人に競輪をスポーツとして、より身近な存在として感じてもらいたい。そうした思いが、今回の取り組みの出発点となりました。

競輪場を“ひらかれた場”にするという発想
玉野競輪場には、レースを観戦する場であると同時に、競技だけでは語りきれない約70年以上もの価値が存在しています。選手が日々トレーニングを重ねる現場や、レースを支える裏側の動線、長い歴史の中で育まれてきた地域との関係性。そうした要素を地域にひらくことで、競輪場は新たな可能性を実現する場となります。
今回の取り組みでは、まず地元の方々に競輪を身近に感じてもらうことを起点にイベントを企画しました。競技としての面白さや奥深さ、そして普段は触れることの少ない競輪選手との交流を通じて、スポーツとしての競輪の魅力に触れる機会を目指しました。
競輪には賭け事としてのイメージにとどまらず、純粋に競技として観戦を楽しんだり、他のスポーツと同じように選手を応援したりと、多様な関わり方があります。そうした魅力に自然と触れられる入口として、今回の体験を設計しました。

また本企画は、岡山県を拠点とする株式会社天満屋の新規事業で、子どもの自己肯定感や意欲性といった「非認知能力」に着目した旅を展開する「Family Trip」さまとともに実施しました。地域に根ざした企業と連携し、地元の親子を対象に参加者を募集することで、これまで距離のあった競輪という存在を、より身近に感じてもらうきっかけづくりを目指しています。
エンターテインメントの要素も取り入れながら、競輪という文化の敷居を下げ、誰もが気軽に足を運べる場へとひらいていくこと。そしてその延長線上に、地域にとって身近で開かれた存在となることを目指しました。
スピードと学びが交差する一日
本イベントは、募集人数20名に対し30名以上の申込があり、地域からの関心の高さがうかがえました。
当日は、前半のプログラムでは現役競輪選手との交流やバックヤード見学など、通常一般公開されていない競輪の裏側に触れる内容を展開しました。後半には競走路であるバンクに立ち、その傾斜や高さを体感する場面もあり、多くの驚きの声があがりました。実際にコースを自転車で走行する体験や、選手の走行をバンクの内側から見る機会も設け、スピードや迫力を身体的に体感し、子どもだけでなく大人たちも普段見ることができない景色に感動した様子でした。

さらに、企画のテーマである非認知能力向上の文脈では、子どもたちの行動や挑戦に対して「できた!」を実感できる仕掛けを散りばめました。子どもたちの「できた!」と感じる場面や、他者を気遣う成長が垣間見えた行動に対し、親や選手から「できた!シール」がその場で手渡されます。体験の中では、子ども同士が自然に助け合う姿や、自ら行動する様子も見られ、競輪場という場が“学びの場”に変化しました。

地域にひらかれた場へ
今回の取り組みは、一日限りの体験にとどまらず、競輪場の新たな可能性を示す一歩となりました。参加した親子にとっては、新しい地元の空間を体験する機会となり、競輪への関心を深めるきっかけを生み出しました。また、選手や関係者にとっても、自らのフィールドが地域とつながる実感を得る場となっています。
さらに、地域企業と連携し、地元の親子を対象に実施されたことで、地域内での新たな関係性も生まれました。競輪場は、スポーツの場であると同時に、人の挑戦や記憶が積み重なる場所でもあります。その価値を地域にひらいていくことで、新たな人の流れや関係性が生まれていくと考えています。
本イベントは第2弾も予定しており、スポーツと地域が交わる機会を増やし、その循環の起点となる場を創出していきます。
























