【小樽旅亭 蔵群】「小樽リトリート 蔵群 by 温故知新」として2026年2月24日にリブランドオープンへ

2025 - 11 - 26

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小樽旅亭 蔵群は、2026年2月24日(火)に「小樽リトリート 蔵群 by 温故知新」としてリブランドオープンいたします。リブランドオープンまでの期間も、営業を継続しながら段階的に改装を進めてまいります。

また、本施設は温故知新が手掛ける「瀬戸内リトリート 青凪」「壱岐リトリート 海里村上」「五島リトリート ray」「伊豆リトリート 熱川粋光」に続く5軒目のリトリートシリーズです。

新ロゴ・新コンセプト

コンセプト

静謐の蔵に宿る、時の記憶

音の波紋と綴りのささやき

巡りにゆだねる、侘び寂びの静域

こころ、鎮まる奥の間に

ロゴに込めた思い

自然素材を巧みに用い、建物そのものが風景と調和する蔵群の特徴を活かし、「小樽の雪景」と「蔵の連なり」といった環境特性を新しいロゴにも示しています。

屋根の形をモチーフに、文字のまわりに配された斜線でその姿を象徴的に描きました。

コンセプトの由来

小樽の石造倉庫群をイメージして建てられた蔵群は、建築家・中山眞琴氏による「閑」を大切にした設計思想のもと、日本の精神性を宿す空間として誕生しました。和の美しさや閑けさを大切にしながら、周辺の自然環境に四季折々の表情で溶け込む形で設えています。

明治期の小樽の街並み(出典:小樽市総合博物館)

江戸〜明治期、小樽は北前船の寄港地として発展し、物資保管のための大規模な石蔵が建てられました。

大火が頻発した歴史を背景に、火に強い軟石で造られた石蔵には、今もなお当時の面影が色濃く残ります。

中山眞琴氏の思想と、小樽に根付く石蔵の歴史を引き継ぎ、時をかけて閑かにものの価値を深めていく日本古来の営み「醸す(かもす)」の思想を新たにコンセプトとして取り入れています。

改装のポイント

蔵群は2002年5月9日に開業し、2025年6月20日から温故知新が運営を引き継いでいます。

開業時の設計思想はそのままに、滞在価値をさらに磨き上げることを目指し、開業時の設計を務めた中山眞琴氏が改装の設計も担当します。

酵素風呂イメージ

現在2つある大浴場は、それぞれプライベートなウェルネス体験を叶える貸切風呂として改装。

温故知新の運営施設として初めて、酵素風呂を新設いたします。

あわせてスパ、サウナを導入し、温浴やデトックスによって身体の巡りを整える滞在体験を提供いたします。

【改装後】

貸切風呂1:酵素風呂・スパ

貸切風呂2:サウナ・水風呂・露天風呂

※酵素風呂、スパ、サウナ新設に伴う改装工事のため、2026年1月5日(月)以降、既存の大浴場はご利用いただけません。営業時間、利用料金は決まり次第、公式サイトにてお知らせいたします。

建築家・中山眞琴氏について

北海道出身の建築家。

北海道・ニセコの「坐忘林」「山翠ニセコ」、北海道・登別の「望楼NOGUCHI登別」、北海道・函館の「望楼NOGUCHI函館」、北海道・江差の「旅庭 群来」など、北海道を中心に高級住宅、宿泊施設などのデザインを多く手掛けています。

桂離宮や京都の建築の影響を受けた設計思想により、日本の精神性や繊細な寸法感覚へのこだわりが随所に感じられる建築が特徴です。

北海道の風土に寄り添い、自然と調和する建築が高く評価され、国内外で多くの受賞歴を有しています。