「五島リトリートray by 温故知新」第22回照明デザイン賞最優秀賞を獲得

更新日:2024 - 05 - 09

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五島リトリート ray by 温故知新は、一般社団法人 照明学会が表彰する 第22回照明デザイン賞 において最優秀賞を受賞したことをお知らせします。

一般社団法人 照明学会が毎年開催している照明デザイン賞は、光環境や照明デザインにおいて、社会的、文化的見地からも極めて高い水準が認められる独創的なもの、新たなデザインの可能性を示唆するもので、時代を画するとされる作品を顕彰するものです。

45件の応募総数の中から、「五島リトリート ray by 温故知新」が最優秀賞に選出されました。

参考:https://www.ieij.or.jp/award/design_his.html

■「五島リトリート ray by 温故知新」コンセプトは「祈りの島、光の宿」

禁教の中、信仰を守り続けた、祈りの島・五島。強靭でしなやかなその生き方に共感し、明日への活力を得る。はるか昔噴出したという溶岩海岸の先に太古から繰り広げられる海と空のシアター。取り込まれる景色、心まで解放される建築空間。魚介・五島牛・島野菜をふんだんに活かした、光の和食。潮の香り、五島の風、悠久の空。過去と未来は繋がっており、光があれば影も生まれる。

■デザインテーマは「The View」

内装設計とデザインを手がけた橋本夕紀夫氏がテーマに掲げたのは「The view」。どこまでも続く美しい海景、身体を包み込む海風。鐙瀬ならではのダイナミックで雄大な自然が主役となるようなデザインが、館内にちりばめられています。

美しい景観が館内に滲み出るデザインにすることで、建物の中でも自然を感じられる空間を作り上げています。館内の照明は、日中は補助的に、夕暮れ以降は視覚的な明るさを感じられ、あらゆる場所で ”光” が寄り添う空間となっています。

吹き抜けのロビーの壁には、鈍い鏡面のアルミパネルが施され、真ん中のビッグテーブルにはレジンが流し込まれており、外部の景色を内に取り込み、その日の海の色や空の色を映し出します。

ダイニングでは、五島のシンボル「鬼岳」がインテリアの一部となり、”光” が寄り添う空間となっています。

全26室、水平線に包まれるかのような、パノラミック・オーシャンビューとなっており、客室露天風呂では潮風や波音を感じられます。また、テラス部分を水盤にした水面に反射した ”光” が天井に移り、幻想的な雰囲気に包まれます。