【瀬戸内リトリート 青凪】愛媛・西予市の米文化を紐解く宿泊型企画展を期間限定開催
更新日:2026 - 03 - 04
スモールラグジュアリーホテル「瀬戸内リトリート 青凪 by 温故知新」(所在地:愛媛県松山市、総支配人:下窪 日登美)は、2026年3月10日(火)から5月16日(土)まで愛媛・西予市の米文化に焦点を当てた宿泊型企画展を開催いたします。
本企画展では、西予市のしめ縄職人・上甲清氏による伝統的なしめ縄を起点に、その背景にある職人の営みや、地域に今なお受け継がれる米文化を掘り下げます。
会期中は、西予市の食材を用いた特別朝食を提供するほか、ほうきづくりワークショップおよびトークセッションも実施。展示・食・体験を通して、西予市の米文化を多角的に紹介いたします。
開催の背景

瀬戸内リトリート 青凪は、瀬戸内の絶景と安藤忠雄氏設計の静謐な建築空間を舞台に、「地域のショーケース」として、瀬戸内の魅力を宿泊体験へと昇華し、発信してまいりました。
本企画展は、今年の正月展示としてエントランスにしつらえたしめ縄の制作者・上甲氏の、西予市の伝統的な田園風景「わらぐろ」*を守りたいと考える思想に触れたことをきっかけに、しめ縄の展示にとどまらず、その背景にある西予市の米文化も知っていただく機会として企画しました。
*「わらぐろ」とは、稲刈り後の藁を円錐状に積み上げて乾燥・保存する、愛媛県西予市に残る伝統的な藁文化の風景です。
西予市の自然
愛媛県南部に位置し、四国でも珍しい縦じまの地層を有する西予市。約4億年前から現在までの岩石を見ることができ、リアス海岸・盆地・河成段丘・カルスト台地などの多様な地形が存在します。
標高差1,400メートルにわたる自然環境に育まれた土地であり、森・川・海をつなぐ水の循環が、米づくりと人々の暮らしを支えています。

企画展概要

瀬戸内リトリート 青凪の正月展示を含む上甲氏によるしめ縄を展示し、上甲氏が四半世紀以上にわたり米づくりを続けてきた西予市の自然、わら文化の風景等、自然と共存する営みを紹介いたします。
会期中、ご宿泊者様に限ってご覧いただけます。
開催期間:2026年3月10日(火)から5月16日(土) 14:00–16:00
西予市食材を用いた特別朝食

会期中は、すべてのご宿泊者様に通常の朝食メニューを西予市の食材を用いた特別朝食に変えて提供いたします。
料理長が実際に現地を訪問し、西予市の風土や生産者の営みを体感したうえで、本朝食に使用する食材を厳選しています。
本朝食は、いかに「宇和米」を美味しく食べていただけるかを考えて構成。醤油は西予市のものをみりんと合わせ、数日間寝かせて熟成させることにより、まろやかな旨味が米の甘みを引き立てます。豆腐店「豆道楽」が仕立てる豆乳と「ゆうぼく」の自社牧場で育った三元豚を、豆乳豚しゃぶとしてお楽しみいただけます。
使用する宇和米のこだわり
使用する宇和米は、肱川の源流域に近い山あいの地で育てられました。清らかな水が湧き出るその土地は、昼夜の寒暖差が大きいことでも知られています。こうした寒暖差が、粒立ちの良さや甘み、噛むほどに広がる旨味を引き出します。
ほうきづくりワークショップ概要

上甲氏との対話を通じて、自らの手で暮らしの道具を編み上げるワークショップを開催いたします。上甲氏が一貫して大切にしているのは、人が集い、同じ時間の中で何かをつくること。同じ空間でつくるという行為を通じて、人と人とがつながる場となることを目指します。
・開催日時:2026年3月29日(日)10:00–12:00 / 14:00–16:00(2部制)
・参加費:6,000円(税込)
・定員:各回10名限定
・持ち物:なし
・当日の流れ:
ー 瀬戸内リトリート 青凪 アートツアー / 西予市の企画展紹介(20分)
ー ほうきづくりワークショップ(100分)
※ご宿泊者様以外の方もご参加いただけます
トークセッション概要

かつて当たり前だった、わらぐろのある田園風景。今、その景色は少しずつ姿を消しています。
西予市で受け継がれてきた米づくりや、わらを使ったしめ縄づくりを手がかりに、「その営みを続けることにどのような意味があるのか」「どのように次世代へとつないでいくのか」を、営みを続ける上甲氏の視点と、風景として捉える小野氏それぞれの視点から考えます。
・開催日時:4月5日(日)12:00–14:00
・参加費:3,500円(税込)
・最小催行人数:20名(最大30名)
・当日の流れ:
ー 瀬戸内リトリート 青凪 アートツアー / 西予市の企画展紹介(20分)
ー しめ縄づくり実演(約45分)
ー トークセッション(約45分)
※ご宿泊者様以外の方もご参加いただけます
しめ縄職人・上甲清氏

愛媛県西予市宇和町生まれ。89歳。代々米農家を営む家に生まれ、若い頃はプロ野球選手を夢見るも米農家を継ぐ。60歳を過ぎてから西予市の伝統的な田園風景「わらぐろ」を守るため、わらぐろ保存会を立ち上げ約15年間活動。資金調達のために始めたわら細工づくりに情熱を注ぎ、独学でしめ縄や鶴亀などのオリジナル作品を生み出す。
2021年には、孫の智香氏が作品の流通と発信を目的に「孫プロジェクト」を立ち上げ、現在は世代を超えてその技術と想いを伝えている。
2026年正月には、瀬戸内リトリート 青凪のエントランスにしめ縄をしつらえる。
風景家・小野豊氏

愛媛県松山市生まれ。農業高校卒業後、18歳で地元 奥本造園に弟子入り。庭づくりを主とする環境で、作庭の技術と植物の知識を学ぶ。
修行を経る中で、時代の流れとともに庭を取り巻く環境も大きく変化していく。その中で、形として残るものと、時代とともに消えていくものがあることを実感する。独立後、自然と人が共に在り続ける風景のかたちを自らの手で確かめるため、様々な業種の人々と交流を重ねながら空間づくりに取り組む。現在は愛媛県松山市を拠点に県内外で活動している。
瀬戸内リトリート 青凪開業当初よりエントランスとギャラリー奥の造園を手がける。
























