持続可能な未来を築くプロジェクへ参画。シャンパーニュボトル再生への新たな取り組み

更新日:2025 - 10 - 29

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シャンパーニュ体験に新たな循環の物語を

「Cuvée J2 Hôtel Osaka by 温故知新」(以下、Cuvée J2)は、株式会社ソムリエ女子美術大学芸術学部デザイン・工学専攻ガラス分野が2023年より展開する「ワインボトル アップサイクル プロジェクト」に、参画いたしました。

使用済みのシャンパーニュボトルを学生によりアップサイクルし、アート作品としてホテル空間に再び活用することで、サステナビリティとアート、そしてホスピタリティを融合した新たな循環の価値創出を目指します。

プロジェクト参画の背景

Cuvée J2は、11の名門シャンパーニュ・メゾンと共に創り上げた空間で、滞在を通じてシャンパーニュの世界観を体感いただける特別な機会を提供しています。

お客様との特別なひとときを彩るシャンパーニュ。その1本1本に込められた時間と物語を、グラスを満たした後も何かの形で残したいという想いから、本プロジェクトへの参画を決意いたしました。

使用済みのボトルは、次世代を担う学生たちの感性によって新たな価値を纏い、再びホテルの空間に息づく。それは単なる環境配慮を超えた、「体験の循環」そのものだと考えています。

 


プロジェクト概要

「ワインボトル アップサイクル プロジェクト」は、2023年に株式会社ソムリエと女子美術大学のコラボレーションから始まった、環境とアート、そして実社会をつなぐ取り組みです。

飲食店やホテルで使用されたワインやシャンパーニュのボトルを学生が再生し、空間演出のアート作品として活用。

年間約4億7千万本が消費されるワインボトルの「廃棄」という現実に対して、アートの力で新しい価値を生み出しています。


 

Cuvée J2での取り組み

Cuvée J2では、ホテルで提供された空きボトルを回収し、女子美術大学へ提供しています。

学生によってアップサイクルされた作品は、ラウンジやレストラン「AWA SUSHI 泡鮨」、共有スペースなどホテル各所でテーブルアートや装飾として活用され、訪れるゲストに循環する体験を提供しています。

プロジェクトの意義

体験の循環を創出

お客様が楽しまれたシャンパーニュのボトルが、アートとして再び空間に還る。それは、単なるリサイクルではなく、体験そのものが循環する新しいストーリーです。

次世代の創造性を応援

学生の作品が、実際のホスピタリティ空間で活用されることで、創造と実社会を繋ぐ貴重な機会を提供します。

サステナビリティの実践

環境配慮とラグジュアリーは対立するものではなく、共存し得ることを新しいかたちで示していきたいと考えています。

 

今後の展開

Cuvée J2は、今後も本プロジェクトの継続的な参画を通じ、作品展示の拡大や活用シーンの多様化を推進していきます。

また、プロジェクト全体としても、全国の飲食店・宿泊施設への導入やポップアップ展示及び販売を視野に、より多くの方に美しく循環する体験を届けて参ります。

 

参加企業、学校概要

株式会社ソムリエ

東京都港区六本木に本社を構え、世界16ヵ国

100の生産者と提携。ワイン専門ECや飲食事業を展開し、全スタッフがソムリエ資格を保有する。
 

女子美術大学

1900年創立。女性の芸術教育の先駆けとして知られ、実践的なアート教育で定評を得る。東京都杉並区と神奈川県相模原市にキャンパスがあり、多様なジャンルで活躍するアーティストやデザイナーを輩出している。