【五島リトリート ray】2025年8月30日 開業3周年記念マルシェ「五島の食と手しごと」開催レポート
更新日:2025 - 09 - 07
長崎県五島市に位置する「五島リトリート ray by 温故知新」は、2025年8月30日に開業3周年を迎え、地域との共創をテーマとした一日限りのマルシェ「五島の食と手しごと」を開催しました。地元の生産者さんやクラフト作家さん、地域の皆さん、観光で訪れた方々が一緒になって楽しめるこのイベントは、五島の“おいしい”と“たのしい”を、みんなで分かち合う特別な一日となりました。
地元に寄り添い、五島の魅力を再発見
今回のマルシェを企画したきっかけは、日頃から支えてくださる地元の方々や取引先の皆さまへの感謝の気持ち、そして五島に暮らす人たち自身にも「この島の良さ」を改めて感じてほしいという思いから。
スタッフの多くは五島出身ですが、移住してきたスタッフの目線から見ると、当たり前のようにある伝統や文化がとても新鮮で素敵に映ります。ばらもん凧や神楽など、実は地元の方でも触れる機会が少ないものも多く、今回のマルシェが「五島の魅力再発見」のきっかけになればと願って企画されました。
地域に根付くイベントへ――2周年から3周年へ
今年のマルシェには、約350名もの方々が足を運んでくださいました。昨年の2周年イベントは、「ホテルはちょっと敷居が高い」と感じていた方も多かったそうですが、この1年、ランチ営業や小さなイベントを積み重ねてきたことで、少しずつ「気軽に立ち寄れる場所」として受け入れていただけるようになりました。
高齢の方から小さなお子さま連れのご家族まで、幅広い世代が自然と集まり、会場には和やかな空気が広がっていました。「日々の小さな積み重ねが、地域との信頼やつながりを育ててくれた」と、スタッフも感慨深く語ります。
つながりを生むワークショップと参加型コンテンツ
マルシェには、五島の食や手仕事を体験できる地元のお店や作家さんが出店。陶芸やお菓子作り、ガラスアクセサリー作りなど、子どもから大人まで夢中になれるワークショップが並びました。
特に、絵付け体験のワークショップを担当してくださった「波止場パーラァ」さんとは、今回のご縁をきっかけに、レストランで使うオリジナルの器づくりが始まっています。こうした新しい協業が生まれるのも、マルシェならではの温かな交流の証です。

また、地元インフルエンサー・アオブさんと一緒に作った「五島マップ」も大好評。来場者が自分のお気に入りスポットやおすすめのお店を付箋で紹介し合い、五島の魅力を再発見するワークショップとなりました。「地元の人が教えてくれるおすすめは、観光ガイドには載っていないリアルな情報ばかり。これから五島を訪れる人にも、ぜひ参考にしてほしい」とスタッフも話します。
あたたかな交流が生まれた一日
当日は、スタッフそれぞれの特技や個性が随所に活かされる場面が。手相鑑定やイラスト作成など、思わず笑顔になるようなコンテンツが盛りだくさん。抽選会やホテル特製メニューも大好評となりました。
また、会場には地元で人気のキッチンカーや屋外ブースも並び、バラエティ豊かな味わいが来場者を楽しませます。地元の生産者やクラフト作家による出店もあり、五島ならではの手しごとや食の魅力を間近に感じられる空間に。出店者側からも「初めてリトリートに来た」「素敵な空間で出店できて嬉しい」といった声も寄せられ、地域の方々の間に新しいつながりが生まれた、心温まる一日となりました。

地域とともに歩む五島リトリート ray
五島リトリート rayでは、清掃活動や教育連携、インターン受け入れなど、日常的に地域とのつながりを大切にしています。ホテルという“宿泊の場”でマルシェを開くことで、訪れる人が五感で五島の魅力を感じられる特別な場所になりたい――そんな思いでこれからも歩んでいきます。
今回のマルシェをきっかけに、新たな器づくりなど地域の作り手との協業も始まっています。今後も地域の事業者さんや他のホテルと手を取り合い、五島全体の魅力をもっと多くの人に伝えていけるよう、さまざまなチャレンジを続けていきます。
五島リトリート rayは、これからも地域のみなさんと一緒に、五島の“あたたかさ”と“おいしさ”、そして手しごとの魅力を未来へつないでいきます。











